金沢のインテリアマエストロ山岸LABO
リンテルノ

連載企画 第六回 「今後の働き方は何処へ」

働き方改革

働き方改革

第一回    働き方改革について

第二回 ヤマギシの改革

第三回 フリーアドレスの効用

第四回 ペーパーレスについて

第五回 ICTについて

第六回 今後の展開

 

「第六回 今後の働き方は何処へ」

「リモートワークとチームワークの両立を!」

 

これからのオフィスはどのような方向に進んでいくのでしょうか。

フリーアドレスのようにオフィスのどこでも仕事ができる環境が整うと、それは小さなオフィスの枠組みを超えて街中Wi-Fiがあるところであれば仕事ができる「テレワーク」が可能になります。

テレワークは介護休業や育児休暇中というイメージが強いですが、本来の意味は「自分の仕事場以外で同じような仕事ができること」です。

この発想がこれから世界を変えていく可能性があります。

 

シェアリングエコノミーとは生活の空き時間や使われていない資産を有効活用するために個人間で余剰なモノのやり取りをする経済活動です。

オフィスもシェアする時代が来ています。

遊休資産の活用というより、多様性を受け入れ新しい発想を生み出すための仕組みとも言えます。

シェアオフィスとは複数の利用者がフリーアドレス方式でオフィスを使用するものです。

また、コワーキングスペースはより作業としてオフィスを共有するというより「交流」し「協働」することを目的としています。

 

これまでの働き方はオフィスが拠点でした。それはオフィスでしか仕事ができなかったからです。

しかし、ICTが発達しモバイルデバイス(携帯電話や持ち運びが便利なパソコン)が普及した昨今では個人そのものが拠点になります。

かつてオフィスでしかできなかった仕事がいつでもどこでもできるようになりました。

もはやオフィスは働く場所の一部でしかありません。

自宅、コーヒーショップ、駅、空港、出張先など全てがワークプレイスになります。

しかしながら、それでも大事なのはチームで働くことです。

多様化した現代では「三人寄れば文殊の知恵」でなければ解決できない問題だらけなのです。

だからこそ個人が拠点であることとチームで働くこと、これを両立させることこそが日本の未来に求められる働き方になります。

 

ワーカーは自分のベストパフォーマンスを発揮できるワークスタイルを追求する。だって自分のことを一番よく知るのは自分だけですから。そして、企業はワーカーが自分に合ったワークスタイルを選べるようにできるだけ多くの選択肢を用意する。このワーカーと企業のベストマッチングが強い日本を作り上げていくのだと信じます。

 

オフィス作りに終わりはありません。

もはやオフィスは経費ではありません。新たな価値を生む投資です。

オフィスが働き方改革を促進し、また未来の働き方を創っていきます。

 

これからもリシェーナを完成形とせず常にトライアンドエラーで最先端のオフィスを追い求めていきます。

今後ともヤマギシが発信するオフィスづくりにご期待ください。(おわり)

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