株式会社山岸製作所

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株式会社マイナビ 石川支社様

2025.5.19

今回ご紹介するのは、石川県・金沢市に位置する「株式会社マイナビ 石川支社(以下、マイナビ)」様です。
ビル内でオフィスを増床移転・リニューアルされるとのことで、家具・什器のご提案・納入のお手伝いをさせていただきました。

今回のオフィスのコンセプトは、

若い社員向けにモチベーションを上げる環境づくり

Web会議が多く、メインの執務室はもちろんだが、個々のパフォーマンスが効率的かつ快適に行えるオフィスにしたいとのご要望を頂き、ご要望に応えられるようなレイアウト設計と什器選定を心掛けました。

 

今回のオフィス移転を機に、フリーアドレス制を採用した執務室。

 

 


全ての席にモニターが備えられています。
通路との仕切りには、パーテーションの代わりにロッカーや書庫を配置。書庫越しに、立ったついでのちょっとしたコミュニケーションが生まれそうです。

 

 

執務室の奥には、個人それぞれの働きやすさを尊重した、作業場所を選べる工夫がされています。
ソファ席は周囲・背後からの視線を気にせず、こもって仕事ができる作業スペースが欲しいとのご要望から、壁付けでソファ席を配置しました。


その他にも、窓に向かって配置されたカウンター席、上下昇降デスク、立ち作業テーブル、少人数でのオープンなミーティングにも利用できるファミレス席、ランチ休憩にも使える4人掛けのテーブル席を設けました。

 

 
 


オカムラのテレキューブは、一人でリモート会議に参加する際やオンラインセミナーを受講する時、その他集中したい時などにも使用できます。防音設計なので、周囲を気にせず会議や作業に集中できるのも◎。

 

その他壁の塗装や、造花(グリーン)の選定などもお手伝いさせていただきました。
オフィスに彩りが添えられることで、モチベーションも上がりそうです。

 

 

執務室の他に、最大12人掛けの会議室兼応接室にも家具を納めさせていただきました。
マイナビ様を想起させる明るいブルーとホワイトを基調とした執務室とは異なり、会議室は白を基調とした落ち着きのある洗練された空間です。

 


個人の働きやすさを尊重したオフィスで、社員の皆さまが快適に働くことができますと幸いです。

 

弊社主催のセミナーに2度にわたって、ゲストスピーカーとしてご登壇いただいたこともある、マイナビ石川支社長である、尾田 拓海さんに、新オフィスから1カ月経過後の使用感などをお聞きしてきました。是非最後までお読みいただき、オフィスづくりの参考にしてくださいね。

Q1. 新卒採用に携わってきた尾田支社長から見た、働く環境としてオフィスの重要さをお聞かせください。

A. 以前、ヤマギシのセミナーでもお話したことがある、安定性の定義=「安心して働くための制度や環境があること」だと考えています。働き手の立場に立って考えた時に、従業員に快適な環境を提供することは最低限のことです。仕事はとても楽しい!と感じているのに、オフィスだけが快適ではないと感じている従業員が多くいるのであれば、それは企業が改善すべきポイントです。
実際に私たち(石川支社)の職場でのエンゲージメント指数は、一般的な平均値より10ポイントほど高かったのですが、職場環境に対する期待値と実際の満足度の数値には開きがありました。今回のオフィスのリニューアルは、その差異を埋めるためのプロジェクトだったとも言えます。
「会社っていいね」と言ってくれる社員が多いことは、社内に対してポジティブな発言ができる人を増やし、会社としてさらに魅力を増すと思います。だから、オフィスは、社員に楽しく働いてもらい、会社にそのポジティブなエナジーを還元する好循環を生み出せる力があると思います。

 

Q2. 以前のオフィスと現在のオフィスの両方を知っていらっしゃると思いますが、快適さに変化はございましたか?

A. はい、大きく変わりました。私たちは採用活動を行う企業様のサポートも行っており、「Web面接が主流ですよ」とアドバイスをする立場であるにも関わらず、以前は一人あたりのスペースが狭く、Web商談が増加する中でオンライン対応のスペースも不足しているというような状態でした。オフィスを増床し、Web会議可能なスペースがぐんと増えたことで課題が解消されました。
その他、オープン会議スペースとしても利用可能な休憩スペースや、外の景色を見ながら仕事ができる窓側のカウンター席、後ろから覗かれることのない壁側のソファ席や上下昇降デスクなど、多目的なレイアウトに改装し、特に「テレキューブ」は飛び抜けて人気です。ABW(アクティビティ・ベースド・ワーキング)を取り入れ、個人の働きやすさに配慮しながら、金沢ならではの規模感で“全てのニーズに応える”空間設計がなされています。結果的に、業務への集中度も高まり、社員のモチベーションも上がっていると感じています。

 

Q3. 現在も今後も労働人口は減る一方。採用を確実なものにするために、今後さらに企業に求められる要素はどういったものでしょうか。

A. これからの採用において企業に求められるのは、安心して働ける制度や環境を整えることです。前述の通り、これは安定性の定義にもつながります。新規採用もさながら、採用した社員の定着率を上げることも非常に重要。職場環境が良くないことで社員が辞めてしまうのは、経営者の努力次第で防げることだと思います。
社員の満足度を上げるには、「物理的な快適さ」と「心理的安全性」の両方が必要です。マイナビ石川支社でもその考えのもと、オフィスを刷新しました。すべてを一気に叶える必要はなく、「できることから一つずつ取り組む」姿勢が大切です。

 

Q4. 新卒採用に苦戦する石川県内の中小企業に一言!

A. 「変えられるところから変えていきましょう!」と伝えたいです。特に「人が人を呼ぶ」環境づくりが鍵です。もしオフィス環境が採用の足かせになっているのであれば、そこは早急に改善すべきです。今は企業が「選ぶ時代」から「選ばれる時代」へと移っています。働く社員を大切にすることが、自然と外部からの評価や興味にもつながります。

オフィスづくりをサポートする私たちも、オフィスには人を惹きつけ、人を引き留める力があると考えています。
“楽しい仕事なのに働く環境が残念”と感じている社員が多くいるのであれば、是非オフィスをコストではなく投資と考えてほしいです。
きっとオフィスが働く社員一人ひとりに良い影響を与え、組織全体にそのポジティブなエナジーが浸透していくことでしょう。
尾田さん、ありがとうございました!

 

〈担当より〉
今回マイナビ様のオフィスリニューアルに携わらせて頂き、移転・オフィスリニューアルプロジェクトを全てご依頼頂き経験させて頂いた事は私にとっても非常に良い経験となりました。今回のオフィス移転によってスタッフの皆様が心機一転でお仕事に従事できるような環境づくりになっていれば幸いでございます。(担当:堀)

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