石川県庁様

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2024.3.14

今回ご紹介するのは、「石川県庁」様です。
商工労働部 労働企画課・産業政策課を含む、約630名の職員が使用する什器を納品させていただきました。

現在、新たに什器を納入した部局のオフィスは、「フリーアドレス制」を採用しています。
納入事例にも度々登場しますが、「フリーアドレス制（or ノンテリトリアルオフィス）」というのは、
固定席を持たずに、その日の業務や、気分で自分の座る席を決めます。

「フリーアドレス制」導入前のアンケートでは、賛否両論あったものの、
現在では快適に働いていると、直接職員さまから嬉しいお声がありました。

 

フリーアドレス初日の席決めはくじ引きで。

 

部局にもよりますが、普段は4～5名のグループで作業をすることが多いそうです。
グループ内でのコミュニケーションは以前からあったものの、
作業をともにするグループメンバーを超えてのコミュニケーションはあまりなかったとのこと。
現在では、グループ同士や、課を超えてのコミュニケーションが増えたそうです。

また、ご担当者にお話を伺う中で印象的だったのは、「ペーパーレス」。
本件をきっかけに、今までは成果として目に見えなかった「書類の整理」に取り組んだとのこと。
というのも、庁内では度々異動があり、引継ぎを行う際は、

「この書類も残しておいてあげた方がいいかな」

という親切心から、書類がみるみる溜まっていき、足元のスペースにまで到達するほどだったそう。

そして今回は、紙を溜めがちだった庁内の体質を根本的に見直すきっかけになり、
また、オフィスが整った後も、「意識的に紙を生み出さない」と、職員の皆さまが心がけているそうです。
そのおかげもあり、以前から比べると、働く環境としてすっきりと快適なオフィスとなりました。

 

〈BEFORE〉

書類整理後のビフォー

 

〈AFTER〉

固定席がないため、「紙」はデスクに溜め込めない。

 

庁内の統計では、昨年度と比べて、今年度の上半期の複合機の使用率が大幅に削減されたそうです。
早速、「ペーパーレス」の効果がデータでも確認できたと伺いました。
デジタル化の推進を強化していらっしゃる石川県庁様にとっても、大きな一歩だったことと思います。

 

個人ロッカーを設け、デスクに自分の資料・物は置かない。

 

2021年には、金沢市役所様も「フリーアドレス制」を導入されました。
過去の記事はこちらから。

近年では、官公庁が積極的に働き方改革に乗り出しています。
石川県内の中小企業にも、もっともっと働き方改革が浸透していくことで、
より快適な働き方、すなわちより良いワークライフバランスを保つことができるのではないでしょうか。

 

＜担当より＞
このたびは大変お世話になりました。
9月30日から11月18日までの間、計6回に分けてフリーアドレスデスク、個人ロッカー等を納入させていただきました。
石川県庁様の新しい働き方＝フリーアドレスという、
新しい取り組みの第一歩を本格スタートする機会に携わることができ、大変光栄に思っております。
デジタルワークスタイルの実現に踏み出されました石川県庁様を今後も応援させていただきます。
今回デジタル推進課の皆様をはじめ多くの方にお世話になりました。ありがとうございました。
今後ともどうぞよろしくお願いいたします。（担当：飯田）